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トリートメントをしても髪の細胞は生き返らない

ヘアケアといえば、トリートメント。「トリートメントはどんなものですか?」という問いに対して、「傷んだ髪が治る」というイメージを持っている方が多いと思います。しかし、じつはこれ、ただの イメージ であって本当はそうではないんです。

なので、トリートメントというものが本当はどういったものなのか?をお伝えしていきたいと思います。


トリートメントの役割

髪はダメージを受けると、髪の細胞内に含まれる水分や油分、タンパク質などが欠如した状態になってしまいます。これが所謂、【傷んだ】という状態。

美容院で行っているトリートメントとは、傷んでしまった髪の細胞に対して外部から栄養分を与えて擬似的に補い、損傷した髪の細胞を補修することです。

ちなみに、トリートメントとリンス・コンディショナーは効果が少し異なり、イメージ的には似ていますが厳密にいうと違います。

トリートメントとリンス・コンディショナーの違い


トリートメント

→ 損傷した髪の細胞を補修し健康な状態に近づけるもの

リンス・コンディショナー

→ 髪の毛をコーティングして扱いやすくするもの

言葉のニュアンスは似ているけど、髪に対して施していることは違います。

【補足】コーティングの神『シリコン』


シリコン』と聞くと、ノンシリコンシャンプーの登場により今ではすっかり悪者みたいなイメージになってしまいましたが、じつはそんなことはないんです。正直な話、かなり傷んでしまったダメージ毛に対しては、色々施したとしても持ちはせいぜい1週間程度。

しかし、損傷した部分に対してシリコンをたっぷり使うと一発でサラサラになったりします。シリコンにもいろいろ種類があって、粗悪なものから良質なものまでピンキリです。だから、良質なシリコンでコーティングするのは決して悪いわけではないのです。

傷んだ髪は結局治ってはいない

下図(傷んだ髪の細胞)です。ボロボロになっているのが拡大写真だとよく分かります。

引っかかりが起きるのは、このような髪の毛同士が隣り合わせになり、まるでマジックテープのようにくっついた状態になるからです。これをどうこうしたところで、治ることはありません。

リンス・コンディショナーは、そんなボロボロで引っ掛かりやすい部分にコーティングをして手触りを滑らかにし、トリートメントは健康だった時のような表面がフラットな状態を擬似的に作り上げるているものなのです。


そもそも髪の細胞を生き返らせる必要はない

最初にお伝えしておきたいのが、髪の毛は既に死んでいる細胞だということ。他にも眉毛や髭といった体毛、爪なんかもじつは死滅細胞の部類に入ります。

もともと生きていない細胞で成り立っていたものなので、細胞自体を生き返らす必要がないんです。なので髪に関しては、髪の毛そのものを生やしてくれてる毛母細胞の働きを活発にしてあげて、若々しい健康的な髪の毛を生やしてもらう方がよっぽど大切です。


キレイな髪の定義

長年美容師をやってきて思うことがあり、髪の毛そのものが健康なのか、キレイな髪の毛に見せるのかは別の話だということです。このことをお客様にアンケートしてみますと、圧倒的に後者の希望が多かったのです。

【キレイな髪に見せるためトリートメントをする】ということは、髪の毛そのものの健康は二の次、もしくはべつに健康じゃなくてもいいということになります。

つまり、端的にいうと『髪がキレイに見えれば何でも良い』ということになります。ちなみに、僕のおすすめは、やさしくかける縮毛矯正です。他にも、そういったメニューや施術がいくつかありますので、それを担当美容師と相談していただくと良いと思います。