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パーマがかかりにくい髪質

美容師の技術には、ダントツでやり直しが多いメニューがあります。それが【パーマ】です。パーマは髪質によって、『かかりやすい・かかりにくい』『とれやすい・とれにくい』があります。

最初にお伝えしておくと、基本的にかからないパーマはありません。パーマというのは、髪の細胞内にある4つの結合の内3つを20%だけ切って、カールを形成した後にもう一度繋ぐという事をしています。


髪の4つの結合

① 水素結合

髪が水に濡れると切れる結合。乾くとまた繋がる。ブローやコテ、アイロンはこの原理を利用しています。


② イオン結合

PHがアルカリに傾くと切れる結合。酸性になるとまた繋がる。


③ シスチン結合

硫黄と硫黄が繋がっている結合で、パーマ液で切るメインの結合。酸化剤に浸けると繋がる。


④ ペプチド結合

髪の毛の基礎的な結合。結合の最後の砦でもあり、ここの結合が切れると髪が切れ毛や断毛を起こします。

【①・②・③】の全体の20%の結合を切り離します。パーマがかかりにくい人は、ここの結合が切りにくい髪質ということなんです。この3つの結合を切るのが大変な髪質をご紹介します。ご自身の髪質と照らし合せていただき、パーマをかける時の参考にしていいただければと思います。


パーマがかかりにくい髪質TOP3

3位 太毛×硬毛×ノンダメージ毛

これに関しては、太毛でかつ硬毛、さらにノンダメージという事は髪がめちゃくちゃ丈夫だという事です。先ほどの結合③まで到達が中々出来ないためかかりにくいということになります。


2位 細毛×軟毛×カラー毛

細毛というのは、元々タンパク質の量が少ないためパーマをかけるポイントが通常の髪より少ないということになります。この髪質にパーマをかける場合、髪の毛をガラス化させるという一工夫が必要になります。


1位 ハイダメージ毛

なんと言っても、これには敵いません。ハイダメージの状態というのが、髪の内部にある水分・油分・タンパク質が外へ流失してしまっている状態。ということは、2位の髪質よりもパーマをかけるポイントが極めて少ないという状態になります。なので、物理学的にパーマをかけることが出来ない事になります。もし、こういった髪質のお客様が見えたら、迷いなくお断りします。

ちなみに、「パーマがとれてしまった!」という意見もよく聞きます。これに関しては、とれたかどうかの見極め方法があります。それは、髪全体を濡らした時にパーマをかけた箇所の髪の状態を見るという方法です。

◆カールが残っている→パーマは残っている

◆カールが全くない→パーマがとれた、もしくはかかっていない

濡れた髪にカールがあるかないかだけ見ていただければ、すぐに判別がつきます。かけたパーマが取れてしまったかどうかを知りたい時は、この方法を試してみてください。