お客様との何気ない会話から、時として思いがけない気付きを得ることがあります。
そういえば、◯◯さんって黒い服が多いですよね?
という、何気ない会話のファーストタッチの一言に対して、、、
だって、もし汚れたら困るじゃーん。笑
美容室で起こりうる想定をあまりにも見越したこのお客様の発言に、僕はぐうの音も出ませんでした。
美容室では施術する前(基本的にカラーやパーマ)に、襟が汚れないように襟元にラップをし、その上からタオルを首に巻き、さらには防水のクロスをお客様に着用しているが、、、
目次
それでも、もしお客様の衣類を汚した場合、どうしたら良いのか?
基本的には汚さないのが前提ですが、「もしもお客様の衣類を汚してしまったら、、、」と思うと、それは一大事です。
今回は、それについて対応策を考えましたので、参考にして頂ければと思います。
対処法
① まず、慌てない
お客様の衣類が汚れたことが発覚した瞬間、慌てふためくのは理解できますが、ここで慌ててしまうと今後の対応に良い判断ができなくなりますので、一旦落ち着きましょう。
② 落ちる汚れならば、すぐに落とす
汚れのタイプによっては、すぐに対応すれば落とせるものもあります。
パーマ液の多くは、“無色透明なもの”から“乳白色”のものがほとんどです。これらは、基本的に一度の洗濯で落とせるケースが多いです。
しかし、カラー剤に関してはカラー剤の色の濃度によって落とせるかは変わってきます。
例えば、染料の薄いファッションカラー(特に明度の高いもの)などは、カラーリムーバーなどを使用すれば、早い対応だったらほぼ落とすことが可能です。
しかし、グレイカラーなどの染料が濃いカラー剤に関しては、衣類に付いた瞬間落とすのはほぼ不可能になります。
しかし、例外でカラー剤を落とす方法はいくつかあります。
それを少しご紹介致します。
カラー剤の落とし方
① 漂白剤を使用する(衣類は白色限定)
家庭用として売られている『漂白剤(キッチンハイター等)』はかなり落ちます。
おすすめのやり方としては、
→ まずカラー剤部分の汚れをできるだけカラーリムーバーなどで落としてから、汚れの周りを半径3cmは水で濡れた状態にします。
→ 次に漂白剤を綿棒に染み込ませて、汚れの箇所にタオルやティッシュを引いてポンポンと叩きながら落とす。
こうすれば、カラー剤はかなり消えます。
ただし、漂白剤の使用は衣類が白色の場合限定なので気を付けて使用して下さい。(※黒色の衣類に使用した場合、茶色に変色します)
② リペアカラークリーニングを使用する
これは、マジで革命的な商品です!
最近までこの商品の存在を知りませんでしたが、SNSで話題になっていて知りました。
これを使用すれば、カラー剤のほとんどはこれで落とせます。
ほとんどのカラー剤に対応できるので、これはお店に一本あると便利だと思います。
これらのセルフのやり方でも無理な場合です。
③ クリーニングに出す
やはり、汚れ落しのプロでもあるクリーニング屋に任せた方が無難です。
汚れの範囲や種類によって変わりますが、値段にして約2,000〜4,000円だそうです。
しかし、ここで一つ問題が浮上します。
そのクリーニング代は実費なのか?それとも、会社負担なのか?
①全て実費での賠償なのか?それとも、②会社側がそれを負担してくれるのか?の二択になると思います。
お客様に対しクリーニング代を支払う、もしくは最悪の場合、弁償をするというのは免れないと思います。
仮に会社側がその賠償を肩代わりしてくれるのであれば良いのですが、
もしも、会社側が肩代わりしてくれなかったら、どうしたら良いのか?
『実費で支払う』という選択しかないのですが、一つおすすめの手段があります。
それは、、、任意の自賠責保険に入っておくことです!!
自動車の自賠責保険と同じ感覚で、普段の私生活で起きるトラブルに対して下りる保険にあらかじめ入っておくと、急なトラブルにも対応しやすくなります。
僕はもしものために、この自賠責保険には入っています。
自賠責保険って高いの??
ってよく聞かれますが、これは意外と高くありません。
僕が入っているタイプの保険で、月々500円の掛け金で最大1億円まで保険が下りるというもので意外とリーズナブルです。(もちろん、掛け金的に掛け捨てタイプです。)
しかし、月々500円である程度の金銭的保証をしてくれると思うと、安心感が違います。
もし、何も入っていないという方は、絶対に自賠責保険に入っておくことをオススメします。