世に出回る『サロン専売品』に対し、もう見て見ぬフリは出来ない

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先日、いつも通って頂いているお客様から、

突然こんなことを言われました。

この前ここで買ったトリートメント、ネットで安く売ってるんだけど!しかも、7掛けだったし!

、、、

僕は突然のことに、何も言えませんでした。

実際、大手ネットショップのア◯ゾンや楽◯市場などで調べてみるとすぐに表示されます。

しかも、配送料は無料、まとめて買うとさらにお得。

その他の小売店、東◯ハンズやドン・キ◯ーテに行くと、ズラッと並べられている『サロン専売品』の山たち。

サロン専売品になっていない

全然、サロン専売品になっていない。

『サロン専売品』表示の意味って、一体なんなんでしょうか、、、。

我々、美容師はお客様に対して、「あなたの髪質にはこのトリートメントが必要なので、家でお手入れする時はコレを使って下さいね!」と、お客様一人一人の髪質に合ったヘアケア剤(お薬)を真剣に処方して買って頂くのに、それが、ネットやドラッグストアで安値で販売されているという現実。

僕は怒りと同時に、哀しみすら感じます、、、それだけは、本当にやめて欲しい。

なぜ、こういうことが起きるのか。

サロン専売品がサロンに届くまでのルート

通常の流通ルートですと、以下のように

通常の流通ルート

転売 サロン専売品 美容室商品

メーカーからディーラーを通じて、サロンへと商品が届くという流れです。

しかし、、、

問題の流通ルートは、以下のような流れが予想されます。

問題の流通ルート

転売 サロン専売品 美容室商品

メーカーと小売店との間で、何らかの機関を経て小売店に届いているのだと思われます。

これでは、『サロン専売品』ではありません。

そもそも【専売】というのは、、、

せん-ばい【専売】


その人だけが独占的に販売すること。

という意味です。

プロから見て、「あなたの髪質にはこれが必要です!」と診断し、お客様にはプロの判断で選択したものを使って頂くというのが、当然の流れ。

例えば、かぜをひいた時に病院へ行き、そこで貰うかぜ薬ってドラッグストアでは売ってませんよね?

当たり前な事ですし、それが当然です!

医者が処方できる薬は、医者にしか処方できないんです。

髪の毛も一緒です。

髪の毛のプロ美容師にしか処方できないものを

、、、

そのへんで、テキトーに売るなッつーの!!!

、、、どうにかならないものか。

、、、しかも、サロン価格より安く販売って。

なぜ、このようなことが起きているのか?

こういったことは、大方どこから漏れているかは予想はつきます。

大体、この3パターンのルートのどれかに問題があります。

転売 サロン専売品 美容室商品

このルートか、

転売 サロン専売品 美容室商品

このルートか、

転売 サロン専売品 美容室商品

このルートのどれかです。

どこかを取り締まれば、またどこかが始める。

完全にイタチごっこ状態です。

どうにも防ぐことの出来ない現状。

なくならないイタチごっこ

「流れないように、そことは関係を断ちます」

よくメーカーやディーラーからは、このように言われます。

しかし、この問題はネットショッピングが流行りだしてきた頃から懸念されている問題で、個人的にはある程度予想はしていました。

不正流通が発覚する度、「そことの契約は切ります!」

と言っては、なんだかんだこういったことが阻止し切れていない現状。

これは一概に、メーカーやディーラー、サロンが悪いと言うのではなく、

もはや防ぎ切れない問題

だって、どんなに厳しいセキュリティを設けてても、なんやかんやネットに出回っちゃうんですよ?

だから近年では、自社製品といったオリジナルブランドを立ち上げる会社が増えてきているんです。

「もしかして、ネットで安く売ってるの知ってて、売ったんじゃないよね?」

冒頭でお伝えしたお客様からの二言目です。

この言葉が心に刺さり、とうとうぐうの音も出ませんでした。

今時、「商品がネットで売ってるなんて、全然知りませんでした!」という、ふざけたことはこのネット時代には通用しません。

あなたがオススメしたものは、私の髪の状態に合っててコンディションもすごく良くなったわ!でも、ふとネットを見たらオススメされたものが安く売ってるからさぁ、、、

お客様は当然、同じ価値のものが通常価格と安い価格で売っていたら、買うのは安いところでしょう。

百歩譲って、もしそれがネットの方がサロンより高値で売っていたらまだ納得はできます。

しかし!

ネットの方が、サロンより安く売ってるってどういうことなんだ!!?

美容師の特権を侵害しているとしか言いようがない。

もうね、しんどいんですよ、、、

「もしかして、ネットで安く売ってるんじゃないか?、、、」と思いながら、商品の説明をするのが。

最近の増えてきている事例

最近よくあるのが、商品の効果・効能の情報をサロンで聞き、

お客様:「迷うけど、一回考えます」

と言い、次回ご来店された時に

美容師:「そういえば、前回のお話した商品どうですか?」

という呼びかけに対し、

お客様:「あぁ!あれ、ネットで買っちゃいました!」

という流れ。

最早こちらとしてはどうしようもありません。

せっかく、お店で時間を使って体験や効能の説明をしたところで、買うところは安く売っているネットやドラッグストア。

もう目を背むくことができない大きな問題なんです。

この事態を回避しなければなりません。

そうなると、いくつか手段を考える必要があります。

① 悪徳な業者を完全に取り締まる

② ネットで売っているものは取り扱わない

③ 商品販売は無視して技術のみで勝負をする

自力改善と他力改善を含め、大きく分けたらこの3つではないでしょうか。

物事の問題は人任せにしてしまうと、改善がいつになるか分かりません。

スピード重視で考えたら自力で改善できる方を優先し、この問題に向き合っていくのが一番スピーディー。

ネットやドラッグストアに出回る『サロン専売品』に対してどう向き合い、どう対応していくのか?

美容師に出来ることは何なのか?

僕はこういった問題が一刻も早く改善されることを祈ってます。

そして、より良いサロンワークやサロン経営を築いていきたいです。

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