普段、何気なく摂っている
食事
この食事、食べてしまったら終わりか?というと、ご存知の通りそうではない!
食べたものが最終的に尿や便となって外に出るまでの過程が非常に重要ということを今回は知って頂けたら、それだけでこの記事を読んだ意味があります。
ということで、食べたものがどういう行程を経て外に出ていくのかを分かりやすく説明していきます。
口
・消化されるもの:デンプン
食べ物の入り口。ここで咀嚼運動によって食べ物をある程度噛み砕き、唾液と混ざってから食道に送り込まれます。
唾液は1日約1L分泌され、口ではまずデンプンを消化します。食べた時に「おいしい」と感じると唾液が多く分泌され、通過時間は約30秒〜1分。
食道
飲み込んだ食べ物を胃に送り込むための通路の役割。
通過した飲食物は胃の上部に送り込まれます。
胃
・消化されるもの:タンパク質
胃では送り込まれた飲食物を胃液と混ぜ合わせて消化し、一定時間ためておく袋のような器官です。
胃液は1日約1〜2L分泌され、主にタンパク質や脂肪を分解します。
食べ物によって異なりますが、消化には約1〜2時間かかっているそうです。
消化が終わると、次に十二指腸に送られます。
十二指腸
・消化されるもの:タンパク質、脂質、デンプン
長さは約25cmあり、「指をちょうど12本並べたくらいの長さ」という事からこの名が付いたそうです。
ここでは膵臓で作られた膵液と胆嚢で濃縮し作られた胆汁、小腸で作られた消化液の3つで消化活動を行います。
・膵液→タンパク質、炭水化物、脂肪を分解
・胆汁→脂肪を乳化し分解促進
・消化液→分解されたものをさらに消化
これらの消化活動を行い、十二指腸では約2〜4時間かけて通過します。
小腸
・吸収されるもの:糖質、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラル、水分
食べ物の栄養を吸収をする主な器官で、糖質、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラル、水分がここでは吸収されます。
1日約9Lの水分が小腸に到達し、そのうち約7〜8Lが吸収されます。
小腸の通過時間は約4時間、栄養のほとんどがここで吸収されて残りカスが大腸に送り込まれます。
大腸
・吸収されるもの:水分
大腸に送られてくるものは、小腸で消化吸収されなかった物たち。
水分は小腸でほとんど吸収したので、大腸が吸収するのは500ml程度の水分。
この水分を適度に吸収して、ちょうどよい便の硬さに調整します。
肛門
消化吸収され終わった残りカスを便として排泄する器官。
といったように、人間の消化吸収は一本の道で行われています。
つまり、今流行っている食べ順ダイエットというものは、
“小腸”の吸収コントロール
小腸は食事の時に食べたものから吸収し始めます。
最初に糖質(ご飯、パン、麺類、ビール等)を食べたり飲んだりした場合、血糖値は一気に急上昇してしまいます。
そうなると何が起きるか?、、、
【血糖値が急上昇→インスリンが大量分泌→血糖値が急降下】が繰り返される
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
インスリンが過剰分泌→糖質も過剰に吸収→吸収しきれない→余った残りの分が脂肪が身につく→太る
そう、これこそが“太る”という仕組みだ!!!
外食や飲み会の多くなると、こういった太る仕組みがフル稼働します。
痩せたい方は、ぜひ下記の記事を一読して頂けると参考になるかと思います↓ ↓ ↓ ↓
アルコールの分解に関しては、こちらが参考になると思います↓ ↓ ↓ ↓