コミュニケーションが上手く取れない
そう思っている方、多いんじゃないでしょうか?
会社、アルバイト、学校、ご近所などで、一度は感じたことがあると思います。
「自分の意見や要望が伝わらない」
「いつも相手のことばかり聞いてしまう」
これらは、アサーションという方法を使えば相手に不快な思いをさせず、自分の意見や要望がを上手く伝えることが出来るようになります。
アサーションって何?
聞きなれない言葉だと思います。
分かりやすくドラえもんの登場人物に例えながら、このアサーションについて解説したいと思います。
まず、登場人物はジャイアン、のび太、しずかちゃんの3人。
おそらくですが、相手に自分の意見や要望を伝える場合、大体この3タイプに分かれると思います。
ジャイアンタイプ
ジャイアンは、「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」というフレーズでお馴染みで、まさに全て自分のものにしてしまおうという性格の持ち主。
自分の要望は【OK】相手の要望は【NG】
相手よりも自分が優先ということになります。
のび太タイプ
ジャイアンとは対照的で、のび太は自分の意見があったとしても中々相手にそれを伝えることができず、相手の要求についつい応えてしまう性格。
自分の要望は【NG】相手の要望は【OK】
自分よりも相手が優先ということになります。
これだと、ジャイアンは自分の要望を言い付け、のび太は言われるがままに相手の要望を聞いてしまいます。
しずかちゃんタイプ
しずかちゃんは、ジャイアンとのび太とは違い、もう少し大人な返し方をしているんです。
例えば、のび太がしずかちゃんに「ねーねー、しずかちゃん!今日遊ぼうよ」と言われた時のしずかちゃんの対応の仕方が凄いんです。
のび太さん、今日はピアノのお稽古があるので遊べないわ。ごめんなさい。明日だったら遊べるけどどうかしら?
文章として見てみるとなんの変哲のない内容ですが、実はこの断り方が素晴らしいんです!
この文章の中には、ある3つのことが行われたんです。
事実+感情+提案
① 事実を伝える
この時しずかちゃんは、「のび太さん、今日はピアノのお稽古があるから遊べないわ」としっかり事実を告げています。
これは、変えようのない事実をありのままに伝えているだけなんです。
よく日本人にありがちなのが、本当は自分の仕事で一杯一杯なのに上司に仕事の依頼をされてとNOと言えず、結局その仕事も請け負ってしまい自分を苦しめてしまうパターンです。
ここは、しっかりと今の状況を相手に伝えましょう。
② 感情を伝える
しずかちゃんは、申し訳ないという気持ちを「ごめんなさい」としっかり伝えています。
「申し訳ない」気持ちを相手にしっかり伝えているので、相手もこれ以上は責められないですよね。
③ 提案をする
ここでは、「明日なら遊べるけどどうかしら?」と都合の良い日を提案をしています。
申し訳ないという気持ちを伝えた上に、さらになんとか穴埋めをしようという気持ちも相手には伝わります。
おさらいをすると…、
のび太さん、今日はピアノのお稽古があるので遊べないわ(事実)
ごめんなさい(感情)
明日だったら遊べるけどうかしら?(提案)
というように、しずかちゃんは【事実+感情+提案】ということを短い文章の中に入れ込み、相手に深いな思いをさせないためにちゃんと伝えていたのです。
これが、【アサーション】です!
みなさんもこのアサーションがしっかり出来ていれば、コミュニケーションももっと上手くいくようになるはずです。
毎日のコミュニケーションに取り入れてもらえればと思います。