手袋を付けてシャンプーをする理由とは?

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『美容師のイメージは?』を聞くと大体は「華やか」「おしゃれ」「人を喜ばす仕事」という意見が返ってくる。

しかし、反対に「仕事が長時間」「練習が大変そう」「手荒れがかわいそう」というダークサイドの意見も世間には持たれている。

仕事時間や練習に関しては、また別の問題なので次の機会に記事にさせて頂きますが、今回はもう一つのマイナスイメージ「手荒れ」についてです。

美容師=手荒れは付き物?

「美容師さんだからしょうがないよね」と思われがちなこの手荒れ問題。

でも、そこを見す見す受け入れるのもどうかと思う。

「何か対策を立てねば!」と思い、こういった記事を書かせてもらっております。

手荒れはちゃんとした知識と習慣である程度は防げるものです。

『手荒れがあるかないか?』と聞かれたら、大多数はない方を選択すると思います。

これは、美容師もお客様も同じだと思います。

手荒れで辞めていく美容師が後を絶たない

これが、一番もったいない話で一番そうさせたくない事です。

生まれつき敏感肌で免疫力が弱い人もいるので一概には言い切れませんが、手荒れが防げる問題です。

もし防げたのに防げなくて、それで美容師を辞めてしまうなんて本当にやりきれないと思う。

そうならないためにも、手荒れのメカニズムややってはいけない作法を知る必要がある。

手荒れのメカニズムとは?

サロンにおける原因としては、薬剤とシャンプーが一番大きいと思われます。

・パーマ液やストレート剤を素手で塗る

・シャンプーを素手で行う

・濡れる乾かすの手の皮膚への負担

・素手に付いた薬剤の洗い残し

あとは、本人の食事も影響してきます。

正しい食生活をしていれば、免疫力や回復力が備わっているのである程度負担が掛かっても次の日には回復の見込みがあります。

ただ、ジャンキーな食事やコンビニ食が多くなるとそれらが低下してしまいます。

上記の話を図にして説明します。

美容師 手荒れ 皮脂膜 断面図

これは皮膚の構造を断面図にしたものです。

矢印の示す所に皮脂膜(酸膜)という目には見えない膜があり、これによって我々の皮膚は守られています。言わば、皮脂のバリアだと思って下さい。

このバリアは通常時ですと、手を一回洗った程度では全部は剥がれないし、また元の状態に戻ります。

しかし、これを素手で薬剤やシャンプー剤を幾度ともなく触れるとこのバリア剥がれてしまいます。

そして、バリアの回復を待たずして同じ事を繰り返す。

そうすると、本来の役割を果たせないことにより、皮脂膜を作り出す機関が損傷されてしまいます。

美容師 手荒れ 皮脂膜 断面図

そうなることで、皮膚のバリア機能を奪われて回復することも出来ない状態になってしまいます。

これが、美容師が手荒れを起こす原因なのです。

対策は?

我々美容師も、この仕事を好きでやっている人も多いはずです。

この好きな仕事で長く働くためにも、手荒れは防がないといけないもの。

上記のメカニズムでも理解できると思いますが、まずは薬剤や“シャンプー剤に触れる回数を減らす”ということです。

故に、手袋でのシャンプーは致し方ないんです!

少し昔ですと、「手袋でシャンプーするなんてあり得ない!」という風潮はありましたが、以前と比べて今はそこに対して理解は広まっていると認識しています。

なので、サロンワーク中の手袋の着用はお許し下さい。

それがお客様を末永く担当するための対策でもあるので。

その次に、バランスの良い食事をしっかり摂り“免疫力や回復力を付ける”のがベストだと考えています。

美容師側の個々の責任にもなるのですが、ここは各々が理解をしてプロ意識を高く持っているのであれば可能なはずです。

少なくとも僕自身は、食事に関してはかなり気を付けている自身はあります。

これからの時代、美容師に限らず会社はもっと長期雇用を目指して行くべき。

そういった点で、美容師の“手袋を付けてシャンプーをする事”に対して、早く世間的にデフォルト化すれば良いのになーと思います。

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