負けず嫌いと切磋琢磨

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美容師のサロンワークというのは、お客様と美容師の1:1でのプレゼンに対してそれを実演するようなワークスタイルです。

僕は特に、様々な事をお客様にお伝えし自分の技術や価値をアピールしまくるタイプの美容師です。

しかし、僕がこういったスタイルの美容師になったのにはある理由があります。

これは僕がアシスタント時代の頃の話です。

当時の僕は、シャンプーやトリートメント、スパの指名を貰えるか必死になっていました。

そこには、純粋にお客様に喜んでもらうためとだけではなく、必死になっていたのにはもう一つ理由がありました。

それは、いつもギリギリで勝たせてくれない先輩の存在があったからです。

僕はこの先輩に指名の数で勝ちたいがために、必死になってシャンプーの指名を貰いにあの手この手とアピールをしまくっていました。

当時の僕は、そこにかなりのステータスを置いていたと思います。

僕はお客様から指名を貰うために、必死になって技術を身に付けたり、知識を付けたり、どんな話題にも付いていけるように様々な経験や体験をするようにしていました。

「シャンプーが気持ちいい」というフィーリングのマッチもありますが、それだけで指名を貰うほど正直シャンプーは甘くありません。

なので、他の部分でいかにたくさんの武器を作るのかを考えてやっていました。

“広く浅くという言葉がありますが、ちょうど“広く深くを意識するように。

その甲斐あってか、徐々にシャンプー指名の数は増えていき、毎日なんとか指名があるかどうかの状態までいくくらいになっていました。

「よし!これで、あの先輩を越せる!!」

そう一瞬だけ思いましたが、現実はそう簡単にはいきません。

先輩も僕の姿を気にしていたのかどうかは定かではありませんが、いつも僕の出す数より少し上をいって締め日を迎えます。

そう、この先輩の数字がギリギリ越せないんです!

次月も次々月もそのまた月も。

そんな先輩との戦いも勝てぬまま、終止符が打たれようとしました。

先輩のスタイリストデビュー

ポジションが変われば、戦う土俵が変わります。

先輩との暗黙の戦いに終わりを告げようとしていました。

ライバルが居なくなったことで、僕はすっかり気が抜けてしまいました。

しかし、それから数ヶ月後。転機が訪れます。

自分のスタイリストデビュー

そう、自分がスタイリストデビューをしたことにより、同じ土俵になりました。

そして、以前競い合っていたあの競い合いがまた始まります。

あの手この手がエスカレートし、様々な手段を使っては「今度こそ越せる!」と思っても、最終日にはギリギリ負けたりと、競い合いに火花が散るようになります。

そして、今になって思い返してみると、「あの競い合いがあったからこそ今の自分はここまで来れたのかなぁ」と感じます。

いつも越せないギリギリの壁があったからこそ、“あと一歩”の力が身に付いたのだと思います。

お互いに負けず嫌いだからこそ、あと一歩を頑張るんだと思います。

僕は、こういった身近なライバルは非常に重要な存在だと思っています。

お互いを高め合える存在

相手(ライバル)が居るからこそ、自分の実力以上を出そうとする力が生まれます。

所謂、底力というやつです。

切磋琢磨

成長の加速に必要なのは、負けず嫌いな感情と切磋琢磨なんだと思います。

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