技術職は努力が伴う

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美容師というのは技術職であるということは、ほとんどの方が周知していると思います。

毎日のサロンワークが勉強であり、修行でもあります。

きっとこの修行に終わりはないです。

常に新しい情報や流行、技術が生まれていきますから、それを修得し自分自身をアップデートをしていかなければなりません。

だから、常に向上心を持って仕事に臨み、先輩から「何か一つでも使える技術を盗んでやろう!」と思い、必死に先輩の技術を見て学ぼうとしている人も多いはず。

特にアシスタント時代は、凝視しすぎて「見過ぎだって!」と先輩に注意されることも時々ありました。笑

当時は覚えたことはすぐに練習や実践をして自分に身につけようとしていました。

分からなかった事があった時は先輩に質問したりして、常に吸収しようとしていました。

僕にとって、『下手』や『出来ない』というのがカッコ悪いことだと思っていた。

きっとこの考えは、部活で培ってきた所もあるんだろうなぁと思います。

僕は学生時代にバレーボールをやっていました。

世間ではバレーボールといえば、背が高くて華麗にボールを操り打ち合いをしているイメージが強いのかなと思います。

当時の僕の背は、同世代の中ではちょうど平均ぐらいだったのですが、バレーボーラーの中では低い部類に入っていました。

今思えば、“背がそこまで高くない”という所がきっと良かったんですね。

背が低いとバレーボールの世界では断然不利です。

背が高い方が、単純に手の届く高さが高いから有利です。

でも、バレーボールは背が低くても出来ます。

不利であるということを前提に練習をすればいいんです。

それは、背が高い人よりもトスやレシーブのコントロール精度を高めたり、サービスエースが獲れるくらいのサーブが打てたり、背が高い人並みの高さになるようにジャンプ力を上げればそれでいいんです。

背が高い人はただ有利なだけであって、背が低いからって最初から負けているワケではないんです。

プレーが下手なら、上手い人のプレーをよく観察して自分もマネをして実践をする。

それが出来るようになるまで、ひたすら練習する。

背の高いプレーヤーに負けないようにと、ジャンプ力やダッシュ力、パワーを上げるため筋トレや走り込みをひたすらやってきました。

そういった努力の甲斐があり、背が低くても背が高い人と張り合えるバレーボールと努力することを身に付けることができました。

こうして、僕の学生生活のほとんどは部活に費やされていました。

朝練も夕練も休みの日も練習をやって身に付けた技術は試合ではそう簡単にブレることはありません。

その甲斐あって、背が高くなくてもレギュラーになり最高で東海大会まで出場することが出来ました。

有利不利で自分の可能性を閉じ込めるのは、やっぱり勿体ない。

そして今になって思うのが、この事ってどこの世界でも通用する話だということです。

センスの良い人もいますが、センスがそんなに良くない人もいます。

僕は自分で言うのも変ですが、僕のセンスは超普通でした。笑

しかし、センスというものはひらめくものじゃなくて『 考えつくもの 』だそうです。

今までに人生の中で様々ものを見てきて、その頭の中にあるたくさんの素材と素材との組み合わせをし、その組み合わせに対して自分の好きなテイストやソースで仕上げていく。

そのために色々知識や情報、先輩や店長を考察をして、「何か一つでも使える技術を盗んでやろう!」と思って日々吸収しようとする。

上記のような学生時代だったので、努力をすれば不利な面もカバーができると信じていますので、とにかくガムシャラに情報を吸収しました。。

もちろん、カリキュラムによっては難関もありましたが、それを乗り越えた時こそ大きな達成感はあります。

というのが、職人美容師の本来の姿であると僕は思ってます。

それが、最近はなんか「違うなぁ」って思う時があります。

「仕事だから…」という言葉で片付けられ過ぎていると思います。

なんかこれって、まるで仕事が嫌な存在かのように感じます。

今のご時世、労働時間とかの問題があって「遅くまで残らない」となっていますが、やっぱり練習や努力がないと上手くはならないです。

それは自分が学生の時にバレーボールをやってきたのでよく分かります。

美容師はノルマでやる一定の仕事ではなく、

やったらやった分、目に見える形で返ってくる仕事です。

こういった仕事に出会えて良かったなぁと、つくづく感じます。